官僚たちの夏
[第10話]
新三種の神器・カラーテレビ、クーラー、自動車の売り上げが急増。09/20放送
日本経済は再び成長の軌道に乗っていた。
日本政府は続いて沖縄、小笠原諸島の返還に向けて動き出す。
そんな中、風越(佐藤浩市)は鮎川(高橋克実)の余命が半年ないことを知らされる。
鮎川は自らの病状を知らないままだった。
牧(杉本哲太)は自分が企業局長を代行すると言い、風越もそれを認める。
片山(高橋克典)もまた牧の仕事を手伝い、風越や庭野(堺雅人)は驚いた。
やがて、小笠原の返還交渉が始まる。
風越は須藤(長塚京三)から、変換の交換条件としてベトナム戦争の戦費負担として約1000億円を求められたと明かされる。
その条件を飲むつもりらしい須藤に、風越は前総理と同じことをするのかと反論。
庭野も小笠原で1000億なら沖縄では何を要求されるのかと危惧する。
すると、そこに病院から連絡が入る。鮎川の容態が急変したらしい。
風越と庭野が駆けつけるが、鮎川は息を引き取る。
通夜の席で鮎川は犬死にだと言う片山は、庭野と激しい口論に。
日本はいざなぎ景気を迎えるが、繊維業界救済策は暗礁に乗り上げたままだった。
庭野は鮎川が交渉を進めていた中小振興事業団からの低金利融資の話を決めてくる。
片山は庭野の働きに感謝した。
やがて、風越は退官。
取材陣から今後の去就を問われた風越だが、自分は天下りしないと宣言した。
経済評論家として、仕事を始める。
そんな風越のもとに、西丸(佐野史郎)から新人事が決まったと連絡が入る。
次期次官とされる企業局長は風越の意に反して片山が決まった。
庭野は降格とも言える繊維局長となるが、彼は繊維は風越から受け継いだ大事な仕事だと言う。
アメリカでは日本の繊維に対する排斥運動が高まっていた。
大統領は沖縄返還の見返りとして、さまざまな対日輸入規制を要求してきた。
何としても沖縄返還を果たしたい須藤はそれを飲むつもりのようだった。
一方、繊維業界保護のために奮闘していた庭野が倒れる。
片山は風越に、牧は繊維を守るつもりなどないようだと報告。
風越は牧を訪ねて追及するが、先輩風を吹かせないでほしいと言い返される。
結局、庭野たちの意に反して、国内の繊維業界の縮小が命じられる。
通産省には繊維業界のの人間が大挙して、抗議行動を始めた。
機動隊との乱闘に巻き込まれた風越は、日本はどこへ向かうのかとつぶやく。
それでも、日本は札幌オリンピック開催や沖縄返還を実現。繁栄の道を進んでいた。
09/20
第10話
09/13
第9話
09/06
第8話
08/16
第7話
08/09
第6話
08/02
第5話
07/26
第4話
07/19
第3話
07/12
第2話
07/05
第1話
通産事務次官。
重工業局自動車課長。
戦後日本を立ち直らせようと使命感に燃えている。
国内産業発展にすべてを注ぐ。
鉱山局石油課長補佐。
風越と共に産業派。
優れた行動力と粘り強さを持つ。
国内産業の保護を訴える「産業派」通産省官僚。
中小企業振興課長。
揉め事を解決するのに長けており、「潤滑油」との異名も。
東京経済新聞記者。
鋭い批評眼の持ち主。
風越と親密である。
重工業局長。
風越の上司。
「国民自動車構想」を推進。
特許庁総務課長。
海外の産業についてよく知っている。
東大の経済学部に籍を置いている。
通産省初の女性官僚に。
通商局為替課長補佐。
国際化を目指して自由貿易を理想とする「国際派」通産省官僚。
通商政策課長。
風越とは同期で、ライバル関係にある。
貿易重視の「通商派」で、風越と対立。
民自党幹事長。
「通商派」の考えを持つ。
官僚の前に立ちはだかる。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011