官僚たちの夏
[第9話]
昭和40年、オリンピック景気の反動で深刻な不況を迎える。09/13放送
通産省次官に就任した風越(佐藤浩市)は、石油の輸入自由化の影響を受けて、困窮する石炭産業救済のため、鮎川(高橋克実)を企業局長にした。
一方、片山(高橋克典)は次官への道を閉ざされ、辞表を提出しようとする。
だが、風越は彼が提出した大阪万博の企画を実現させるよう、告げた。
そんな中、北海道の麻幌炭鉱で爆発事故が起こった。
人件費削減のため、従業員を減らしたことが原因で、鮎川は自分のせいだと責任を感じる。
さらには、九州の炭鉱でも爆発事故が起き、特別委員会で通産省の管理責任が問われた。
風越は通産省だけの問題ではない、鮎川は石炭産業救済に最も貢献していたと反論する。
やがて、ベトナム戦争が激化し、沖縄はアメリカの重要な戦略的拠点となっていく。
須藤総理(長塚京三)は沖縄の返還を大きな政治的課題として掲げていた。
風越は西丸(佐野史郎)からアメリカが沖縄返還の代わりに見返りを要求していると聞く。
風越が須藤に問いただすと、アメリカは日米貿易不均衡の是正を要求しているらしい。
貿易は日本の命綱だと言う風越に、外交は一筋縄ではいかないと言う。
その後、風越が鮎川の病院へ行くと、庭野(堺雅人)が泣いていた。
鮎川の病気はもう治らないらしいというのだ。
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