官僚たちの夏
[第8話]
昭和38年。09/06放送
風越(佐藤浩市)は次官内定を取り消され、特許庁長官となる。
次官として通産省に戻ってきた玉木(船越英一郎)は鮎川(高橋克実)や庭野(堺雅人)たちを冷遇。
山本(吹石一恵)も玉木に反発し、特許庁へ異動させられた。
通産省内では国産旅客機の開発支援が最重要課題となっていた。
東京オリンピックの聖火を国産初の旅客機で運ぼうという池内総理(北大路欣也)の意向だった。
だが、国産旅客機は飛行審査で不合格を言い渡される。
問題改善のためには国産コンピューターの処理能力では限界があった。
玉木や片山(高橋克典)はコンピューター産業を自由化して、米国製のコンピューターをすればいいと言う。
日本のコンピューター産業の危機を知った風越は池内のもとを訪問。
池内は自分だって国産コンピューターで作った国産飛行機が飛ぶのを見たい。
だが、期限がある。世界中から注目が集まるオリンピックで恥をかくわけには行かないと言う。
それでも、国際産業を守るべきだという風越に、池内は改めて熱意を感じる。
池内は玉木に、日本の飛行機は日本のコンピュータで作ってほしいと指示。
再びアメリカ連邦航空局の飛行試験が行われ、国産航空機は合格を果たした。
やがて、東京オリンピックが開かれ、その閉会式の翌日、池内は須藤(長塚京三)を後任にして辞任する。
そして、翌年。池内は息を引き取った。
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通産事務次官。
重工業局自動車課長。
戦後日本を立ち直らせようと使命感に燃えている。
国内産業発展にすべてを注ぐ。
鉱山局石油課長補佐。
風越と共に産業派。
優れた行動力と粘り強さを持つ。
国内産業の保護を訴える「産業派」通産省官僚。
中小企業振興課長。
揉め事を解決するのに長けており、「潤滑油」との異名も。
東京経済新聞記者。
鋭い批評眼の持ち主。
風越と親密である。
重工業局長。
風越の上司。
「国民自動車構想」を推進。
特許庁総務課長。
海外の産業についてよく知っている。
東大の経済学部に籍を置いている。
通産省初の女性官僚に。
通商局為替課長補佐。
国際化を目指して自由貿易を理想とする「国際派」通産省官僚。
通商政策課長。
風越とは同期で、ライバル関係にある。
貿易重視の「通商派」で、風越と対立。
民自党幹事長。
「通商派」の考えを持つ。
官僚の前に立ちはだかる。
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Blau
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