官僚たちの夏
[第3話]
昭和34年(1959年)、日本の繊維製品がアメリカ市場に進出し、貿易摩擦となっていた。07/19放送
そんな中、アメリカ協調派の池内(北大路欣也)が通産大臣に就任。
また、国際通商派の玉木(船越栄一郎)が繊維局長に任命され、同じ通商派の片山(高橋克典)も繊維局へ異動になる。
2人を繊維局に配置した前園次官(国広富之)の人事が腑に落ちない風越(佐藤浩市)は池内の動向をつかむべく、庭野(堺雅人)や鮎川(高橋克実)を繊維局へ送り込む。
やがて、アメリカ大使が首相訪問のため、来日。
日本に輸出規制を行わわせるべく、直談判に来たらしい。
鮎川は設備投資の進んでいる日本の繊維業界に規制などかけると、どこもつぶれてしまうと言う。
それに対し、片山はアメリカに抵抗すれば、さらに厄介な要求をされるに違いないと反論した。
風越は記者の西丸(佐野史郎)から、池内と前園の間で何か取引があったようだと伝える。
日米安保条約を改定する代わりに、繊維の輸出自粛をさせようというのだった。
アメリカとの関係を取るか、日本の繊維業界を危機に陥らせるか。
綿製品輸出自主規制をめぐって、最後の会議が開かれた。
だが、結局、玉木は翌月から輸出規制を行うことを宣言。
周囲が反論するにもかかわらず、会議は終わってしまう。
部屋に戻った玉木が苦渋に満ちた表情で酒をあおっているところへ風越が現れた。
風越はがっかりしたと言うが、玉木は国のために最善の決断を下したまでだと言う。
繊維工場社長の岡屋(桂ざこば)らが大挙して抗議に訪れた。
それに対応した鮎川は岡屋に襟元をつかみかかられる。
だが、鮎川は岡屋の作ったシャツはこんなことでは破れないと叫んだ。
必ず持ちこたえることができるから頑張ろうと言うと、岡屋も泣き崩れる。
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通産事務次官。
重工業局自動車課長。
戦後日本を立ち直らせようと使命感に燃えている。
国内産業発展にすべてを注ぐ。
鉱山局石油課長補佐。
風越と共に産業派。
優れた行動力と粘り強さを持つ。
国内産業の保護を訴える「産業派」通産省官僚。
中小企業振興課長。
揉め事を解決するのに長けており、「潤滑油」との異名も。
東京経済新聞記者。
鋭い批評眼の持ち主。
風越と親密である。
重工業局長。
風越の上司。
「国民自動車構想」を推進。
特許庁総務課長。
海外の産業についてよく知っている。
東大の経済学部に籍を置いている。
通産省初の女性官僚に。
通商局為替課長補佐。
国際化を目指して自由貿易を理想とする「国際派」通産省官僚。
通商政策課長。
風越とは同期で、ライバル関係にある。
貿易重視の「通商派」で、風越と対立。
民自党幹事長。
「通商派」の考えを持つ。
官僚の前に立ちはだかる。
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Blau
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