戸田恵梨香が映画「闘茶 tea fight」で映画界を席捲する!!
戸田恵梨香(とだえりか=19)の出演する映画「闘茶 tea fight」の公開が7月12日に迫っている。
タイトルになっている「闘茶」。
日本ではあまり聞きなれない言葉なのだが、これはいったい何なのだろうか?
「闘茶」は、中国の宋の時代に栄えたお茶の競技のことで、参加者それぞれが茶葉を持ち寄り、その抽出法や風味、さらに様式美・精神性などを競い合うといったもの。
言うなれば「誰が一番おいしいお茶をビシッと入れられるんだ?」というお茶のスペシャリスト・ナンバーワンを競うと考えてもらいたい。
日本では、鎌倉時代初期に栄西から明恵上人に伝わった茶を京都に植えたことから茶の栽培が始まったとされているが、鎌倉後期には茶園が地方に拡大し、茶の名産地も生まれてきた。
南北朝時代には、闘茶之会が興されるようになり、京都産を「本茶」とし、その他の産地のお茶を「非茶」と区分け、茶会にて「本非の沙汰(利き茶のようなもの)」をして飲み比べたとされている。
しかし、この闘茶。次第にギャンブル性を帯びてきて、中には家・屋敷まで賭ける、まさに「闘茶ギャンブラー」まで登場し、茶で負けて身を滅ぼす者も多数出てきた。それほど大ブームとなったのだ。
さて、話は本題に戻り、2008年公開映画のほうの「闘茶」のお話。
我らが戸田恵梨香が、ヴィック・チョウ(27)、香川照之(かがわてるゆき=42)、細田よしひこ(ほそだよしひこ=22)に囲まれて、京都の老舗茶屋の娘を演じる。
気になるあらすじは次の通り。
京都の老舗の茶屋「八木茶舗」。跡継ぎながらも、店を開店休業状態にしてブラブラとそのヒグラシをしている男主人・八木圭(香川照之)。
一人娘の大学生・美希子(戸田恵梨香)は、そんな父親に呆れかえるばかり。
大学卒業後、本格的に茶を学ぶため、台湾留学を考えていた美希子だったが、圭は「お茶に関わると災いが起きる」と、まったく聞く耳を持たない。
実は、圭は究極の茶作りに没頭していた数年前に、最愛の妻(藤田陽子)を亡くし、妻の死を八木一族に代々伝わる「黒金茶の呪い」であると信じこんでいたからだった。
ある夜、和菓子屋のアルバイト仲間である、村野(細田よしひこ)とともに、茶屋の蔵に忍び込んだ美希子は、古い書物を発見する。
そこに記されていたのは、古代中国の「雄黒金茶」と「雌黒金茶」、それぞれの茶葉を育てる部族について。
日本から留学していた八木家の先祖のかかわりで雌国金茶は滅亡、それ以来、八木家は雌国金茶の呪いを受けてきたのだという。
だが、その恐ろしい呪いは、子孫が雌国金茶を作りだし、宿敵である雄黒金茶に闘茶に挑んで勝つことによって解けるというもので、美希子と村野は蔵の庭に何気なくはえていた木こそが、雌国金茶の茶木だと気づくのだった……。
「お茶についてだけでなく、親子愛も描かれ、生きるために必要なことを教えてくれる作品です」とPRする戸田は、今や押しも押されぬ一枚看板だ。
映画だけでも、この冬に公開される「恋極星」や2009年のお正月映画「GOEMON」への出演が決まっている。
戸田の持つ、飾らない魅力が映画界を席捲する、その幕開けとなるだろう作品だけに公開が待ち遠しい。(古田鉄寿)
タイトルになっている「闘茶」。
日本ではあまり聞きなれない言葉なのだが、これはいったい何なのだろうか?
「闘茶」は、中国の宋の時代に栄えたお茶の競技のことで、参加者それぞれが茶葉を持ち寄り、その抽出法や風味、さらに様式美・精神性などを競い合うといったもの。
言うなれば「誰が一番おいしいお茶をビシッと入れられるんだ?」というお茶のスペシャリスト・ナンバーワンを競うと考えてもらいたい。
日本では、鎌倉時代初期に栄西から明恵上人に伝わった茶を京都に植えたことから茶の栽培が始まったとされているが、鎌倉後期には茶園が地方に拡大し、茶の名産地も生まれてきた。
南北朝時代には、闘茶之会が興されるようになり、京都産を「本茶」とし、その他の産地のお茶を「非茶」と区分け、茶会にて「本非の沙汰(利き茶のようなもの)」をして飲み比べたとされている。
しかし、この闘茶。次第にギャンブル性を帯びてきて、中には家・屋敷まで賭ける、まさに「闘茶ギャンブラー」まで登場し、茶で負けて身を滅ぼす者も多数出てきた。それほど大ブームとなったのだ。
さて、話は本題に戻り、2008年公開映画のほうの「闘茶」のお話。
我らが戸田恵梨香が、ヴィック・チョウ(27)、香川照之(かがわてるゆき=42)、細田よしひこ(ほそだよしひこ=22)に囲まれて、京都の老舗茶屋の娘を演じる。
気になるあらすじは次の通り。
京都の老舗の茶屋「八木茶舗」。跡継ぎながらも、店を開店休業状態にしてブラブラとそのヒグラシをしている男主人・八木圭(香川照之)。
一人娘の大学生・美希子(戸田恵梨香)は、そんな父親に呆れかえるばかり。
大学卒業後、本格的に茶を学ぶため、台湾留学を考えていた美希子だったが、圭は「お茶に関わると災いが起きる」と、まったく聞く耳を持たない。
実は、圭は究極の茶作りに没頭していた数年前に、最愛の妻(藤田陽子)を亡くし、妻の死を八木一族に代々伝わる「黒金茶の呪い」であると信じこんでいたからだった。
ある夜、和菓子屋のアルバイト仲間である、村野(細田よしひこ)とともに、茶屋の蔵に忍び込んだ美希子は、古い書物を発見する。
そこに記されていたのは、古代中国の「雄黒金茶」と「雌黒金茶」、それぞれの茶葉を育てる部族について。
日本から留学していた八木家の先祖のかかわりで雌国金茶は滅亡、それ以来、八木家は雌国金茶の呪いを受けてきたのだという。
だが、その恐ろしい呪いは、子孫が雌国金茶を作りだし、宿敵である雄黒金茶に闘茶に挑んで勝つことによって解けるというもので、美希子と村野は蔵の庭に何気なくはえていた木こそが、雌国金茶の茶木だと気づくのだった……。
「お茶についてだけでなく、親子愛も描かれ、生きるために必要なことを教えてくれる作品です」とPRする戸田は、今や押しも押されぬ一枚看板だ。
映画だけでも、この冬に公開される「恋極星」や2009年のお正月映画「GOEMON」への出演が決まっている。
戸田の持つ、飾らない魅力が映画界を席捲する、その幕開けとなるだろう作品だけに公開が待ち遠しい。(古田鉄寿)
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