伊藤リオン容疑者､出頭までの足取りが判明!? 仲間が逃走支援!?

歌舞伎俳優･市川海老蔵(いちかわえびぞう=33)が殴られて重傷を負った事件で､傷害容疑で逮捕された伊藤リオン容疑者(いとうりおん=26)｡
10日に出頭した彼だが､それまでの期間､東京都杉並区の家族が暮らすアパートに戻った形跡がないことが13日､捜査関係者への取材で明らかになった｡

警視庁によると､伊藤容疑者は逮捕後の調べで､出頭の理由について､
｢話をしなければいけないと思った｣
とする一方で､逮捕状が出た11月29日以降の足取りは話していないというが､同庁は､仲間の家などを転々とし､逃走の支援を受けた可能性があるとみて調べを進めている｡

捜査関係者によると､10日夜､伊藤容疑者の知人から警視庁に､
｢これから(伊藤容疑者を)出頭させる｣
と公衆電話から連絡があったという｡

捜査員が､指定された東京･台場の路上に向かうと､伊藤容疑者が1人で立っていた｡
携帯電話は持っておらず､仲間に台場まで車で送ってもらった可能性があるとしている｡

また13日､伊藤容疑者は､警視庁捜査1課の調べに対し､
｢11階の会員制カラオケバーで殴った｣
とだけ明かし､トラブルになった際の同席者や店内での位置関係など詳細な状況について話が及ぶと､
｢弁護士と相談してから話す｣
などと供述を拒んでいるという｡

11月25日未明に東京･西麻布のビル内の飲食店で､伊藤容疑者や元暴走族リーダーの男ら数人と知り合いトラブルになったと見られる海老蔵｡

7日の記者会見では､
｢何人かに殴られたと思う｣
と話していたが､伊藤容疑者は逮捕後の調べに､
｢殴ったのは自分だけ｣
としている｡

元暴走族リーダーの男(29)は事情聴取には応じていないが､担当弁護士は13日朝､海老蔵を加害者として逆に被害届を出す可能性について､
｢14日か15日には方針を決めたい｣
とコメント｡
16日に開くとしている会見の前には決断するものとみられる｡(上田)

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