安藤美姫が逆転で6年ぶりV!! モロゾフコーチに感謝の熱い抱擁!!
フィギュアスケート全日本選手権の女子フリーが26日、長野ビッグハットで行われ、ショートプログラム(SP)2位だった安藤美姫がSP1位の浅田真央を抜き、逆転優勝を果たした。安藤の同大会優勝は6年ぶり3度目。
2位の浅田に8点以上の大差をつけた会心の演技に、
「おなかが痛くなるくらい、今季一番緊張した試合でした。その中で二重丸の演技ができた」(デイリースポーツより)
と笑顔がはじけた。
安藤は今季、優勝したグランプリシリーズ中国杯、ロシア杯ともにフリーでの逆転優勝。
フリーでの絶対的自信が、この日の安藤の演技には感じられた。
冒頭の3回転-2回転を決め勢いに乗ると、残りの7つのジャンプをすべて成功。
3つのスピンもすべてで最高評価のレベル4を獲得し、18日に23歳になった大人の演技を見せつけた。
演技後には珍しくガッツポーズも飛び出し、観客からは大歓声。
会場の大画面にガッツポーズ姿がリプレーされると、
「うれしくって・・・。でもあんなになってるとは思わなくて、恥ずかしかった」(スポニチアネックスより)
と照れ笑いしたが、その表情には充実感が漂っていた。
今年はよりスケートに集中できる環境を求め、夏にモロゾフコーチとともに練習拠点を米国からモスクワに移動。
しかし、モスクワが記録的な猛暑とスモッグに見舞われ、まともな練習が出来ぬままラトビアに再び拠点を移すことになった。
不安や焦りの中、安藤を支えたのがモロゾフコーチ。
この日も、
「今日はお客さんのために滑りなさい」(毎日jpより)
とアドバイスし、安藤を送り出した。
得点を待つキス&クライでは喜びを分かち合うように熱い抱擁。
まさに、二人で掴んだ6年ぶりの栄冠だった。
次なる目標は来年3月の世界選手権。
今年の開催地は2007年に優勝した際と同じ東京だ。
「代表の責任感をしっかり持って、成長した姿を大舞台で見せたい」(スポニチアネックスより)
2007年よりも大人びたコメントに、今シーズンの充実ぶりが伺えた。
●女子シングル最終順位
1位安藤美姫(トヨタ自動車) 202.34
2位浅田真央(中京大学) 193.69
3位村上佳菜子(中京大中京高校) 187.52
4位鈴木明子(邦和スポーツランド) 175.96
5位庄司理紗(西武東伏見FSC) 165.82
(2010年12月27日)
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